整理解雇を実施する際の人選の基準はどのようなものですか?
整理解雇は,経営上の必要性から,従業員の中から解雇対象となる者を選別して実施されますが,その選定は,客観的に合理的な選定基準を事前に設定し,公正に適用してなされなければなりません。具体的な基準としては,(1)人事考課(勤務評定),(2)年齢,(3)企業への貢献度,(4)労働者の再就職可能性や家計への打撃,(5)非正規労働者か否か,等を基準とするもの多数ありますが,これが合理的な基準か否かは,事案の具体的事情に応じて個別的に判断されます。
整理解雇の実施に先立ち、解雇対象となる人員を選別するために、客観的に合理的な選定基準を事前に設定し,それを公正に適用しなければならない。
(1)人事考課(勤務評定),(2)年齢,(3)企業への貢献度,(4)労働者の再就職可能性や家計への打撃,(5)非正規労働者か否か,等が一応の基準となるが、ケースバイケースで検討を要する。
(1)人事考課(勤務評定),(2)年齢,(3)企業への貢献度,(4)労働者の再就職可能性や家計への打撃,(5)非正規労働者か否か,等が一応の基準となるが、ケースバイケースで検討を要する。